tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

お辞儀って難しい

ステージで演奏するとき、お辞儀は付き物です。これがまた優雅にやるのが難しい。もう、私は、美しくしようとすればするほど、ぎこちなくなってしまうので、「どうぞ聴いてください、誠心誠意をこめて演奏いたします」の意の表明だと思って、丁寧に普通のお…

シューマンを語る

私の大好きな作曲家です。 どれくらい好きかというと、以前、ロビーコンサートで取り上げて、シューマンの生涯を、お話とともに時系列で、1時間のプログラムで演奏させていただいたくらい。 そのコンサートでは代々、一人の作曲家にフォーカスしたことはなか…

スタッカートの意味

スタッカート、音符の符頭の上に記される点のことです。一般には音を短く切って弾く記号ですよね。 短く切って弾く意味の他にも、ピアノを弾く人には体感的にアクセント的な意味合いでかかれる場合もあると知っています。 作曲家からのメッセージで、この音…

ベーゼンドルファーインペリアル

ご存知、97鍵の鍵盤を持つ「皇帝」という名の大きなピアノです。 私はご縁あって、とある大学が所蔵しているインペリアルの弾きこみボランティアをやっています。通常のピアノは白鍵黒鍵合わせて88鍵ですが、低音部にさらに9鍵追加され、音響的に豊かになっ…

藤田真央さんの演奏

チャイコフスキー国際コンクール開催中ですが、藤田真央さんの演奏について、語らせていただきたいと思います。 私個人の感想ですので何分ご了承願います。スクリャービン、ショパン、プロコフィエフの演奏を聴かせていただきました。まず、とても楽にピアノ…

レッスンの相棒

私の教室では、各生徒さん一人に一冊ずつ、連絡ノートを設けています。 私がもう十何年も愛用しているのがクープのミュージックノートです。 ピンクのパンダちゃん柄と黄色のハチさん柄の二種類があります。10年くらい前まで水色のパンダちゃん柄もあったの…

音楽療法を勉強しています

音楽は薬、というと誤解を生む表現かもしれませんが、音楽が体に良いことは科学的にも証明されています。病気を治すために音楽が用いられた歴史は古く、ギリシャ神話においてもオルフェウスは竪琴を病の治癒に使用したとの記述があります。 アリストテレスは…

ピアノの先生の選び方

ピアノ教室選びはピアノを始めたいお子さんお母さんにとって、何を基準にすれば良いか迷いますよね。1つの選び方の提案としまして、まず軸となる目的を定めて、細かな条件を照合していくと良いと思います。①ピアノを楽しく習わせたい ②コンクール、音大進学…

バイエル90番を考える

いろんな導入教材があり、バイエルについては賛否両論ありますが、私は下巻だけ使っています。今日は原書番号90番をとりあげてお話したいと思います。この曲はバイエルの中でも良曲だと思います。この時期学びたい、また、将来曲らしい曲を弾くために役立つ…

ピアノ弾きはせっかち

先日、友人との会話で専門の楽器による性格の傾向が話題になりました。声楽の人はこんな人だよね、弦楽器はこんな人、管楽器はこんな人、みたいな話をしていました。ピアノの人はというと・・・真面目だよね、せっかちだよねという分析になりました。(私と…

ジストニアのはなし 3

(ジストニアのはなし 2 の続きです)その頃、知人から紹介していただいたピアノの先生に不定期で師事することになったばかりでした。1回目のレッスンはジストニアについて告白せず受講しました。2回目のレッスンで意を決してジストニアについて尋ねることに…

ジストニアのはなし 2

ジストニアについて、私の詳しい経緯をお話したいと思います。右手2の指に違和感を感じた8年前、子育て中で、あまりピアノを練習していないから腕が落ちたのだろうと、とにかくエチュード系の曲(ツェルニー40番練習曲集だったように思います)を毎日20曲ず…

全音ピアノピースの裏表紙

全音のピアノピース、ピアノを弾く人は誰でも一枚は持っているのではないでしょうか。私も仕事柄、何十枚と持っています。 昔々は白地にオレンジ色っぽいアラベスク調(?)のレトロな柄でしたね、字体もなんだか古めかしかったっけ。現在はカーキ色っぽい地…

アンチハノン

いきなり過激な題名でスミマセン。 私たちが子どもの頃の教材の主流はハノン、ツェルニー、バッハ、ソナチネ(又はソナタ)の同時進行だったように思います。生徒さんのお母さんの中にはピアノ経験者も沢山いらっしゃり、ご理解があり、それが有難いことは多…

グリッサンドの勲章

ピアノの技法の中でグリッサンドという技法がありますね。 グリッサンド、楽語辞典によると「指の爪で鍵盤をすべらせながら、非常に速い音階走句を演奏するやり方である」とあります。 手の甲を下向きにして高い方から下行する場合は左で、低い方から上行す…

院内コンサート、出演しました

本日、とある病院の院内コンサートに連弾で出演させていただいてきました。 曲目は「ダンス!NO.40」「You Raise Me Up」「情熱大陸」「I am」「リベルタンゴ」の堂々5曲です。「ダンス!NO.40」はモーツァルトの40番の交響曲をノリノリにアレンジした曲、 …

ジストニアのはなし

私は7年くらい前から右手2の指にジストニアを患っているのですが、先日、生徒さんにお手本を弾いたときに「先生、2の指がピンと立ってるね、クセ?」と訊かれました。ジストニア、いわゆるフォーカルジストニアは音楽家の100人に8人くらいの割合で発症すると…

ストリートピアノ、弾いてきました

去る6/10、JR浜松駅コンコース内のストリートピアノ(と呼ぶには立派すぎるピアノ)を弾いてきました。浜松は言わずと知れた楽器製造の都市、言わば日本のピアノの聖地であります。あいにくのお天気、通行人はちらほら。まずはソロです。ショパン作曲の「ノ…

私がブログを始めたきっかけ

はじめまして! tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログにお越しいただき、ありがとうございます。 普段のレッスンでは伝えきれないピアノや作曲家のエピソード、楽曲攻略法、教材考、うんちく、あるある、よもやま話、 なんでもトピックにしてピア…